春植えの準備中、自家菜園でひと休みしていた時のことです。
傍にあったカラスノエンドウの新芽にふと目をやると、てんとう虫の幼虫がいました。
よく見てみると、芽の周りにアブラムシがぎっしりと集まっています。
さらによく見てみると、小さな赤ちゃんアブラムシたちを守るように大きなアブラムシたちがその周りを取り囲み、まるで陣形を取っているかのような集団体系に感心するのも束の間。よく見れば先ほどのてんとう虫の幼虫も、真っ赤なボディにドットが映える成虫のてんとう虫も、食欲に身を任せて、食べる食べる食べるよ、アブラムシ。
少し引いた視点で全体を見ると、あっちこっちのカラスノエンドウの新芽の先で似たような光景が。
はい、リトルコスモスですね。
小さな宇宙をいくつも同時に見ているような感覚と、当たり前だけどそれぞれがみんな生きていて、、感動が止まりませんでした。
こんにちは!こちらスタジオがある吉備高原の山桜のつぼみも、開花寸前と言わんばかりに膨らんでいます。
本日3.21、暦は春分。
宇宙の元旦と言われています。
地球上のどの地点から見ても、太陽は真東から昇り、真西へと沈んで行きます。
また、律動する太陽はこの日、赤道真上を通過することによって、地球上の昼と夜の時間を12時間づつ、ハーフ&ハーフに分かちます。(厳密な観測では昼が14分長いそうです)
1年の中に2日間だけ、真東から太陽が昇り真西へと沈んで行く春分と秋分の日には、地球全体に、全生命に、宇宙的に保たれた均衡のもと、完全に等しいバランスの陰陽エネルギーの恩恵が与えられるといいます。
この地球に季節が巡る理由。
それは、地球がスピンする際の北極と南極を結ぶ軸、地軸が傾いていること(太陽を回る公転面に対して23,4度)が深く関係していて、その状態で地球は太陽を公転しています。
北半球の夏は、地軸の北極側が太陽の方向に傾いているので、南中高度(太陽が真南にあるときの高さ)が高く、太陽が出ている昼の時間が長いため気温は上がっていきます。
反対に冬は、地軸の南極側が太陽の方向に傾いているので、南中高度が低く、夜が長くなり気温は下がります。南半球はその反対です。
夏至と冬至は南中高度の端と端。その日を境に自然界の様子が転じていく様は、言わば陰と陽のエネルギーの転換点。
こうして季節は太陽と共に巡り続けているのです。
春分。それは地球に住う生命体のエネルギーを司る重要な日。
この春分(南半球では秋分)の頃を境に北半球では、生命が持つ潜在する爆発的な生命力が、あふれるように覚醒していくのです。
越冬した水辺の渡り鳥たちも、北の故郷に向かう旅支度を始めています。とりわけ、植物の旺盛に成長する力と、一斉に花を咲かせ種を実らせるメカニズムには神秘を感じざるを得ません。また、視覚的にも嗅覚的にも、華やかな春の季節はわたしたちの五感をやさしく刺激してくれ、冬に冷え固まっていたカラダも温かさに緩みほぐれて、気持ちもなんだか上向きになるのは気のせいなんかじゃありません。わたしたちの肉体もまた自然の一部。地球を取り巻くエネルギーの流れそのものに影響を受けているのです。
春が、待ち焦がれていた春が、いよいよ、ついに、きちゃいましたね〜!イェ〜イ♪♪
四季を吟味できる国に生まれ、四季の情緒に酔う感性を培うような日々の暮らし、、いやあ、有難いナー、感謝しかないナー
それで、カレンダーを見てさらに驚いたんです!
明日、3.22は新月、大潮。春分と新月が立て続けに重なりました。
太陽、月、地球の順番で重なっているので月は真っ暗。海はめいっぱい干満を繰り返し、すべての生きものが月の引力の影響を浴びることになります。新月と満月の自然界への影響は毎月恒例ですね。月は新月を境に、満月に向かって少しづつ満ちて行きます。
こうして、星の動きが落とし込まれた暦(和暦、旧暦)を日常生活に取り入れると、宇宙的視点を持つ生命としての野生のリズムが意識の中に流れ始め、自然とより親しくなれることを添えておきます。
満は持して、すべてのいのちたちそれぞれの新しいはじまり。
宇宙と生命の神秘をお祝いし、慈しみ、春を謳歌しましょう♪
合わせまして、ツアーの方も春の陣の開幕です!
新しいプログラム〈生命力が花開く、親子リトリート〉も始めて行きますので、お気軽にご相談ください。