空を埋め尽くすかのような、おびただしい数のカラスの群れ。
冬が進むこの季節、カラスたちの生態はどうなっているのでしょうか?
こんばんは〜
SNAIL VISION Nature Healing Trip
鷹匠のようにカラスを飼い馴らす夢を見る自然ガイド、ツムリンことトモキです♪
カラスのイメージは一般的にあまり良くはないですが、その要因として、「真っ黒」、「鳴き声が気味悪い」、「生ごみを荒らし、散らかす」、「集団で行動する」など、なんだか少し怖い存在として認識されています。
これが、見た目だけでも違っていたら。例えばカワセミのように美しかったら。ハクチョウのように純白だったら。それだけでも印象は変わりそうですね^ ^
【カラスのアレコレ】
この時期の太陽が昇る頃。ねぐらを出発したカラスたちは、まるで空を流れる川のように、先頭から最後尾まで時に数千羽もの群れを作り餌場へと飛んで行きます。そして夕方、朝方飛んで行った方角から帰ってくるのです。
そもそもカラスは春から夏にかけて、餌となる昆虫などが多い時期が繁殖期となり、営巣し、育雛します。その後、巣立った若鳥は、若鳥のグループを作ります。そして秋から冬にかけて、若鳥を含めたカラスの成鳥は、集団ねぐらを形成していくことになるのです。
これはカラスだけ特別ではありません。スズメもムクドリも、集団で行動します。
これには餌が少なくなる冬場、大きな群れになって餌を見つける情報を掴もうとしている(それだけ餌を探す眼が増える)、鳥たちの生き延びるための知恵なのです。
さて、そんなカラスも生ごみを主食のひとつとし、主に街に生息するハシブトガラスとハシボソガラスがいます。
また、越冬するために大陸から九州に飛来してくるミヤマガラスは多種のカラスよりも群れになる性質が強く、〝田園型〟で、畑や水田跡地で昆虫や穀物をついばんでいます。
また、たまにミヤマガラスの群れの中に、白黒2トーンという珍しい色をした、少し小ぶりなコクマルガラスが混ざっていることもあるので、探してみるのも楽しいですよ♪
【カラス豆知識】
- 一度結ばれたツガイは生涯のパートナー。
- 雑食だと思われがちだが実は草食。生肉より果実を好む。
- カラスは3日間餌を食べなければ死んでしまう。らしいです^ ^
朝夕のカラスの大移動は冬の風物詩