食べて生きる生きものたち

皆様、ごきげんいかがですか^ ^

こちら鳥栖の今日は冬の足音が聞こえてくるような寒さでした。空はどんより冷たい風。お昼からは雨に変わりました。

この寒さに昨夜は慌てて今季初の湯たんぽを入れました。そして本日、初暖房が始動。週末には灯油を買い、いよいよストーブに火が入るのも近いです。

寒がりのくせに、冬がそこまで来ている雰囲気、好きです(^o^)/

 

こんばんは〜

SNAIL VISION  Nature Healing Trip

食事中の生きものを観察するのが好みの自然ガイド、ツムリンことトモキです♪

 

今日のお昼前、遮断機が下りた踏切で車を停止していました。ふと窓の外に目をやると、小さな川が流れており、一羽のアオサギを見つけました。なにやら見つけたのでしょうか、首をすくめ、そろりそろりと抜き足差し足忍び足で前進しています。

次の瞬間、目撃しました。彼の口元からぶら下がっているのは、体長20cmオーバーの極太ヤマミミズです。

岸近くで捕獲に成功したアオサギの彼は、土が付いた獲物をくわえたクチバシを水中に入れ、ぶるんぶるんと首を振って土を洗っています。少しは喜んでいる顔でも見せたらいいのにと思うほど、彼の表情は何一つ変わりません。

電車が通過し、遮断機が上がり、僕は車を発進させました。

活きのいい、きれいなメタリックブルーをした立派なヤマミミズ。あれはのどごしたまらんだろうな、と思いました。

 

先日、ひなたぼっこをしようと庭に出ると、足元に暴れる虫2匹がいました。生きるか死ぬかの決闘中の、オオカマキリアシナガバチの好カード。これは見ものです。

すでにハチの首は、カマキリの研ぎ澄まされたカマによって完全にロックされていました。この時点で勝負ありですね。

それでもハチの抵抗は死ぬまで続きます。尻の先から毒針を出したり引っ込めたりして、全身をくの字にくねらせながらカマキリに突き刺そうとしています。カマキリはのたうち回るハチの足の関節を食べ始めています。ハチの毒針がどんなに強く突いても、逆三角形をしたカマキリの顔が硬いのか、刺さることはないようです。ハチと同様に昆虫の弱点である、硬い鎧と鎧の間の節に丁度刺されば、もしかすると形勢は逆転するかも知れません。

両カマでハチのからだを完全に羽交い締めにした姿が、テーブルにひじを付いて両手でハンバーガーを頬張るあの姿に酷似していることは、新たな発見でした。

食べるカマキリも食べられるハチも、背中が凍りつくほどに何一つ表情は変わりません。

 

夕方に帰宅し、いつものように妻のチッタがこしらえてくれた夕飯が食卓に並びます。今日のご飯は栗のおこわと、なすと白菜とえのきが入った味噌汁と、豆アジの南蛮漬けでした。全部僕の好物です。いつも通り、犬のティダも含め4人で一斉にいただきますをします。

そこでふと、思いました。

食材を切ったりむいたり焼いたり揚げたり味を付けたり飾ったりと、食べる前から食べるまでのプロセスすべてを楽しむ人間は、その点において地球上の全種中、他には類を見ません。唯一、命の危険をまったく考えなくても食事を楽しめる生きものです。

 

ご飯の美味しさもさることながら、みんなの楽しそうな表情をみて、なんだかとっても安心しました^ ^

 

 

「あなたの命をわたしの命にかえさせていただきます。」

 

 

生きものが生きる上で必要な食事。人もほかの生きものも同じ命。

感謝の心を大切に、日々を楽しんで参りましょう♪

やるかやられるか、生きるか死ぬかの日々。