「天高く馬肥ゆる秋」
秋の空が青く澄み渡り、馬は肥えてたくましくなるという意味。
今日の日没頃の空は、まさにそんな言葉を連想するような美しさでした。
髪の毛のように細い月が宵の明星(金星)と並んでいました。
こんばんは〜
SNAIL VISION Nature Healing Trip
天然系自然ガイド、ツムリンことトモキです♪
秋の歩みに合わせて周辺の畑では、大豆(だいず)が熟しています。
収穫目前の熟した大豆
わたしたちの食生活に欠かせない大豆は、豆腐、味噌、醤油、納豆など、様々な加工食品になります。
全国での収穫量及び作付面積は、2位以下を大きく引き離している北海道がトップで、広大な大豆畑が広がっています。
そんな中、作付面積の3位に福岡、5位に佐賀が入っています。うちの周りの大豆畑の様子を見るに、納得いきますね。
しかし、わたしたちが食べる大豆のそのほとんどが輸入されている点も興味深いです。
【驚くべき大豆の栄養パワー】
『畑の肉』と呼ばれる大豆は、約30%がたんぱく質です。
この大豆たんぱく質は、必須アミノ酸がバランスよく含まれた良質なものです。大豆たんぱく質には、血中コレステロールの低下作用、肥満の改善効果などの生理機能があるといわれています。
総コレステロールを低下させる大豆レシチン、ビフィズス菌を増殖させる作用のあるオリゴ糖、抗酸化作用、コレステロールなどの血中脂質の低下が期待できる大豆サニポン、骨粗しょう症の予防や更年期の不調を改善するといわれるイソフラボンなど、多くの機能性物質が含まれています。
そして、脂質、たんぱく質、食物繊維、カルシウム、鉄など、盛りだくさんの栄養素が含まれています。大豆はコレステロールを全く含んでいません。
蒸した黒大豆は『豆豉(ずし)』という生薬になり、発汗作用、健胃作用があるとされ、漢方薬としても用いられています。
いや〜、大豆の持つパワーは知れば知るほど計り知れませんね^ ^
最新の栄養学でも注目の的にある大豆は、アメリカ政府が発表したガン予防に効果があると考えられる食品『デザイナーフーズ』のうち、最も有効とされる8種類の野菜の中に挙げられています。
ただし、大豆の過剰摂取も問題で、アレルギー体質の方は注意が必要だったり、ホルモンバランスや自律神経の乱れ、便秘や冷えにつながるようです。(イソフラボンの一日摂取目安量70〜75mg/日)
味噌や醤油や納豆などの大豆の発酵食品は、逆にからだを温める作用があるので、工夫して摂りたいものです。
一年間の邪気を払う伝統行事の節分では『魔滅(まめ)』と呼ばれる「魔を滅ぼす」力がある大豆。その豊富な栄養パワーを上手に摂り入れて、健やかな日々を過ごしましょう♪
ちなみに『枝豆』は大豆の若かりし頃に収穫したものです。熟して乾燥した大豆とは豆の形が違うので、僕がそれを知ったのも数年前のことでした^ ^
(参考/cp.glico.jp)