リトルアース

南にある強い台風の影響で、九州地方は本日、突然の30℃を越える真夏日になりました。9月も終盤ですが、夏の名残が見え隠れする今日この頃。同時に秋の気配が色濃くなってきています。

 

こんばんは〜

SNAIL VISION  Nature Healing Trip

天然系自然ガイドのツムリンことトモキです♪

 

今年もまた、連日の猛暑日を乗り切ったこの星の様々な生きものたち。。虫たちも、鳥たちも、魚たちも、植物たちも、わたしたちも、命ある限り同じように生きています。

すべてをひっくるめた地球が生きる力の源は、ひとつ太陽。住む地域でこそ環境は異なりますが、太陽のリズムは万物に等しく与えられています。

 

森へ入るといつからそこにおられるのか、大きな樹が若い木たちに囲まれるように立っています。

幾度となく四季を積み重ねた証のような古傷は癒され、その幹は太くて逞しく、そしてどことなく優しさを感じます。

苔や地衣の類、風に乗せられてたどり着いた胞子から芽を出したシダは着生し、実を食べに飛んできた鳥のつがいが安全な場所を見つけて巣を作り、窪みの中には虫たちが暮らし、降り積もった落ち葉の腐葉土には無数の小さな命が生きています。

見上げると、ドーム状に広がった枝葉の天井が共生する命たちを守ってくれているかのようです。木漏れ日がスポットライトのように森の地面をライティング。樹々の間を心地よい香りが風とともに流れています。。

 

巡る季節の中で、鮮やかに色付いた葉は氷点下を凌ぐためにすべて落とされ、一斉に新緑は芽吹き、一本の木が林に、林が森を形成する過程で重要な〝種〟を収めた実は熟し、いくつかは鳥や虫によって食べられ遠くへ運ばれて、いくつかは自身の足元に落下して、また新しく地面から芽が出るのです。

このサイクルを何十年何百年と繰り返し、想像もつかない状況を乗り越え生き残った者たちが支える森。それは生命のゆりかごであり、同時進行で共生する生物多様性曼荼羅の縮図。リトルアースと僕は呼びます。鍾乳洞や干潟、海底のサンゴ群とサンゴのまわりに暮らす小さな命たちも同様に。そしてわたしたち人間の体内も、同様に。

この星は、幾千億のリトルアースの集合体。。

 

目の前に立つ大樹一本から、優しい愛を感じて止まないわけです♪

〝新〟と〝古〟