群れにリーダーは存在しない。

『渡り鳥』,,,,,,,,  食料環境繁殖などの事情に応じて定期的に長い移動(渡り)をする鳥のこと。

(ウィキペディア参考)

こんばんは〜

SNAIL VISION  Nature Healing Trip

天然系自然ガイド、ツムリンことトモキです♪

 

渡り鳥の中に、綺麗なVの字に編隊をつくり、長距離を渡る鳥たちがいます。

ガン、カモ、カワウ、ハクチョウ、ツル、トキなどです。

皆さんも目撃されたことがあるのではないでしょうか?(見れたらラッキーですよ〜♪)

 

なぜ、Vの字に編隊をつくるのか?それには理由がありました。

 

実は、斜め前を飛ぶ鳥の羽から翼端渦(よくたんうず)という上昇気流が起きており、後続の鳥は斜め後ろでこの気流に乗ることでエネルギーを節約して飛んでいるのだそうです。

 これによって1日100キロを超える旅ができ、単独での飛行よりも距離を70%も伸ばすことができるようになると言われています。

 

「より無駄なく、より遠くまで」を追求していった結果、Vの字編隊が確立し、脈々と受け継がれているんでしょうね。

そしてさらに、驚くべき事実があります。

 

『群れにリーダーは存在しない。』

 

Vの字の先頭で群れを牽引している鳥がリーダーだと思われがちですが、そのポジション、相当な激務ですw

翼端渦を生み出す最先端の役はやはり一番体力の消耗が大きく、気流を利用して飛ぶことができる後ろになるほど、体力の消耗を抑えることができ、楽に飛べます。

このことから、群れの全員が安全に目的の場所に到達するために、頻繁にポジションの交代をしているそうです。

しかも、持ち回りの時間はほぼ均等でなまけ者は該当しなかった、という報告まであります(^○^)

 

あのVの字編隊は、相互協力行動の完成されたカタチなのです!

 

また、ある調査班がとらえた現場での話ですが、一羽の弱ったガンが群れから離れた時、心配した2羽のガンも群れを離れ、体力の回復を待つため地上で過ごし、また3羽で飛び立っていったそうです。優しい〜(^○^)

きっと3羽でVの字編隊をフォーメーションし、ポジションチェンジを重ね、時には地上で休憩しながら、目的地まで渡っていったんでしょうね〜♪

 

いやあ〜野生の世界って、シンプルで純粋ですね!見習いたいものです♪

 

〈画像はWeb上より拝借しました。〉